スタートアップを始める前・入ったときに読んでおきたい 10 の記事 (2020 年 5 月版)

Taka Umada
6 min readMay 13, 2020

東京大学 FoundX では FoundX Startup Resources という学習用のサイトを開設しています。本サイトはでは起業家やスタートアップの従業員の皆様に向けた記事をまとめているほか、検索機能もついています。

今回紹介する「スタートアップ入門者向けリソース」では、最低限知っておきたいスタートアップの記事を 10 個に絞って紹介します。ぜひスタートアップを今まさに始めようとしている方々、スタートアップに入社した方々にご紹介ください。

基礎

スタートアッププレイブック (Sam Altman)

Y Combinator の Sam Altman がまとめた、スタートアップの基本的な考え方がまとまっています。まずはこれを読み込むところから始めると良いと思います。FoundX では冊子にしたスタートアッププレイブックも配布しています。(馬田)

スケールしないことをしよう (Paul Graham)

Y Combinator の Paul Graham が、スタートアップの初期に重要な考え方である「スケールしないこと」をするメリットを紹介しています。
スケールさせる前にまずは口コミが自然発生するような、愛されるプロダクトを作って下さい!(馬田)

スタートアップ = 成長 (Paul Graham)

Startup = Growth であり、なぜスタートアップが成長を追い求めると成功するのかについて書かれています。 スタートアップの基本的なコンセプトや成長率についてはこの記事を抑えておくとよいでしょう。(馬田)

始める前に

起業の前に (Paul Graham)

Y Combinator の創設者である Paul Graham による、2015 年の Stanford University でのレクチャーです。大学時代には起業せず、興味深い何かについて誰かと一緒にやってみることがお勧めされています。(画像は同講義の Youtube より。)

スタートアップのアイデア、プロダクト、チーム、実行力 パート1 (Startup School 2014 #01, Sam Altman, Dustin Moskovitz)

スタートアップのアイデアやプロダクトの作り方、そしてなぜスタートアップを始めるのかに関するまとめとなっています。(馬田)

アイデア

いかにスタートアップのアイデアを得るか (Paul Graham)

Paul Graham によるアイデアの見つけ方です。アイデアを「考える」のではなく、Notice (気づく) ことの重要性、そして広くほどほどに好かれるものを作るよりも、まずは深い課題を見つけること、そして厄介で面倒なことに挑むことが差別化の鍵です。「自分自身が使いたいがために、誰かが作ってくれたらいいのにと願うものが何なのか、自問することだ。何に対して、あなたは今すぐお金を払うだろう?」(馬田)

スタートアップのアイデアを評価する方法 Part 1 (Startup School 2019 #01)

スタートアップのアイデアらしきものを見つけた時、それが本当に良いアイデアかどうかを評価するにはどうすればよいのでしょうか? 本記事ではその評価の仕方を解説しています。特に洞察はとても重要です。事例付き。(馬田)

共同創業者

スタートアップの”共同創業者”を選ぶ技術

多くのスタートアップは共同創業者と一緒に起業します。しかし共同創業者選びは、(特に若い人の場合)適当に行われがちです。事前にいくつかの知識を知っておくことで、共同創業者の選び方や付き合い方は大きく改善できます。そのためのスタートアップの共同創業者について書いたスライドです。(馬田)

プロダクト

MVP を計画する方法 (Startup School 2019 #03)

スタートアップの初期は特にプロダクト開発に集中しなければいけない時期であり、プロダクトマネージャとして動く時期でもあります。本記事は MVP を計画するためのTipsとMVPの考え方について解説されています。

顧客インタビュー

人間と話す

初期のプロダクト開発では顧客インタビューが重要になってきます。最低限、このあたりの知識を身に着けたうえで顧客インタビューに向かいましょう。本スライドは顧客インタビューの方法の大まかなサマリーです。(馬田)

その他、顧客インタビューのお勧め記事一覧やピッチのやり方についてもまとめています。ぜひ FoundX Resources の元記事をご覧ください。本Mediumでもまた紹介したいと思います。

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Taka Umada

The University of Tokyo, Ex-Microsoft, Visual Studio; “Nur das Leben ist glücklich, welches auf die Annehmlichkeiten der Welt verzichten kann.” — Wittgenstein