Nov. 19, Pitch Deck Design

YC の Kevin Hale による、demo day のプレゼンの作り方。素晴らしいと思います。日本の demo day でもこういうスタイルがはやってほしいところです。”By making it illegible, complicated, and subtle” よりも、”I make it legible. I make it simple. I make it obvious” みたいな書き方のほうがいい、というのはつい忘れがちですが、ほんとそうですよね、と思います。投資家サイドとしてはポエムを見に来てるわけではないぞと。Afrostream の例なんかを見てても、Kevin はとにかく simple, simple, simple という感じですね。

研究者にとってスタートアップに入ることが一つのキャリアの選択肢になりつつある、という話。実際にこの話でフィーチャーされているのは RNA sequencing software のスタートアップである Cofactor Genomics に入社した、元 Washington University の人。研究者として生きていくのはなかなか難しいところ(グラント取れるかどうかとかにかなり依存する)もある一方で、スタートアップに入りるスクはそれほど大きくないとのこと。怖い場合は Ph.D candidate のときにスタートアップにパートタイムで入るとか、そういうのが良いのでは、という示唆も。

プロダクトを考えるときには、ユーザーを喜ばせることだけではなく、ユーザーが他の人達どどうやってコミュニケーションしているかを考える必要がある、という指摘。Sosh と Stripe で働いた経験から、両社ともにコミュニティ作りにかなりフォーカスしていた、という話も。そのためには、ユーザーをヒーローにして、コアなユーザーグループを決して忘れないこと。Stripe ではドキュメントのメンテナンスと API デザインに力を入れていたというのはいいですね。

Optmizely の初期の話を創業者 COO の Pete に聞く。彼らは初期にマネジメントコーチを雇って経営者としてトレーニングしてもらい、慣れてきた仕事は他人に任せ、PMF が終わったら「マシンを作れるマシンを作る」ために採用する。しかし Google の associate product manager 制度からバンバン創業者が出てて素晴らしいなと思います。

Buffer における、従業員への Stock option のコミュニケーションの仕方。やはり vesting のあたりに質問が集まるみたいですね。あと Buffer も Pinterest も SO の expiry date を 90 日じゃなくて 10 年にしているとは驚きでした。というか、この Buffer のコミュニケーションの文章、他の企業でもこれをそのまま従業員に渡せばいろいろなものが解決しそうです(ので要保存)。

Segment の略。Google Analytics がドミナントですが Segment には課金しておらず、Segment ユーザーだと Mixpanel, Olark, KISSmetrics を使っているところは課金しやすい。Segment ユーザーの資金調達額とかを見てても、やっぱりスタートアップ企業のほうがいろいろツールを使いこなしている感じなのかもですね。

Push notification ツールの分類。どのサイズのスタートアップに適切か、というところも書いてくれてます。

Upfront の Mark による VC の文化の話。VC と起業家の違いは?というと、前者が個人スポーツ、後者がチームスポーツという感覚、という答えですが、徐々にチームや文化を大事にする VC も出てきてるというのは感じるところです。

新しいモノを理解するときに、古い何かと比較してメンタルモデルを作る、という話。カメラにとってのフィルムと、カメラにとってのメモリーカードという比較は理解しやすいけれど、重要なところを見逃したりするので、古いものと比較しなきゃ理解できないと考えたうえで、新しいメンタルモデルをどうやって提案していくのかはスタートアップにとって難しいところだなと思います。Uber にとってのタクシー、自動車にとっての馬、スマートウォッチに対するロレックス、などなど。

a16z の Bio Fund に関する詳細解説。ラボを持たずに Cloud Biology とか熱いですね。単純に計算資源を提供するクラウドとの組み合わせだけでなく、ロボットの活用なども見込んで、コンピュータが Bio に貢献できることが増えてきてるなと。初期は cloud bio と computational bomedicine, digital thrapeutics に注力するとのこと。なお、Bio Fund はあくまでバイオ領域でのソフトウェアスタートアップに資金を提供するのであり、これまでのバイオスタートアップのような、ソフトウェアがコアではないところはフォーカスじゃない、というのはなるほどなと思いました。すべては計算コストが安価になったことから始まる、というスタンス。

Quip はどうやってたった 13 人のエンジニアでスケールするプロダクトを作れたのか。一度作ったら使い回す、採用はリファラルで(しかもシニアレベルの経験者!)、ツールへの投資(社内外のツール)、リーン的な検証、コミュニケーションの摩擦を減らす(ミーティングは少なくしながらツールの統合をしたり)、などなど。面白いのは近くのサンドイッチショップとドキュメントシェアして、そこに文字を打つと食事を持ってきてくれる、というところですね。なるほどなぁと。本郷ランチグループでも立ち上げるべきでしょうか。

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The University of Tokyo, Ex-Microsoft, Visual Studio; “Nur das Leben ist glücklich, welches auf die Annehmlichkeiten der Welt verzichten kann.” — Wittgenstein

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