Mar. 24, テクノロジーの進歩は加速する

投稿してた気もしますが、再読したので改めて。a16z の Salunthala による「ハイテク・クールハンティング」。

次のトレンドを早い段階でキャッチするためには、1990 年代と変わらず「クールなものを探す」ことが重要だと。そしてクールなものはどこから生まれるかは予想できないので、興味の範囲を広げつつ、ホビイストやディスカッショングループに参加し、そうしたグループが何をしているのかを追いかけること。特にソーシャルゲートウェイ(自分から遠いけれど、興味のある分野のネットワークに深い人)となるような人とのネットワークを作ること。あとアーリーアダプターはつながりを多く持っており、アイデアが広がりやすいところにいるので都市の若者がそうなりやすい。アーリーアダプターからメインストリームに言った例として、スプライトがヒップホップのサブカルチャー(これも急速に成長してた)に絞って広告をしたというのは面白いですね。他の例として2007年のスマホ。

あとは急速な成長と先行指標に気を配ること。ブランド認知とかは遅行指標。先行指標として、どんなにニッチでもユーザーの熱狂具合や、他の者に比べてどれだけ良いのかを見ると良い。そして正しいけれど、他の人と異なる世界への視点を持つこと。

レイカーワルツのテクノロジーの進歩は加速する、という話の解説。ムーアの法則以外にも、データストレージ、DNA シークエンスのデータ、インターネットの bandwidth などもムーアの法則と同様の速度で進化してる。

テクノロジーは単なるツール作り以上のもので、前段階のイノベーションのツールを使って、よりパワフルなテクノロジーを生む、というのはまさに感じるところで、各業界のツールの進歩には変わらず注目していきたいなと。

RRE と Lerer Hippeau をやってる Steve Schlafman が、これからは解決する価値のある、世界をより良くするようなスタートアップにしか投資しないと宣言。それは VC であることに誇りを持つためだ、というところが良いです。流れがそういう方向になってるなぁと思います。記事中には投資トピックリストもあります。

「ほとんどの VC は創業者が日々やっているようなパフォーマンスを出していない。我々は人生の数年を一つの会社のために犠牲にはいしていないし、成功の名声に値することをしていない。これは単に事実だ。我々のなすべき役目は何がお金を得るかを決めることであって、良かれ悪かれ、それがコントロールできることで、我々は変化のイネーブラでありサポータである。我々はポジティブな変化の支援者であることに、倫理的、モラル的な責任を持つと信じるようになった」みたいなところが良かったです。

Ben Evans の寄稿。スマホアプリがウェブブラウザをアンバンドルしたので、今は post-Netscape であり post-PageRank であり、そしてサーチが整備したものを破壊したので 2000 年の Yahoo! みたいなアプリの表示しかなくてアプリのための Google がない、という話。

Silicon Valley Bank の年間レポート。US, UK, China があります。

US の What are the most important public policy issues affecting companies like yours? という問いに対しての解答が以下のとおりなのが面白いなと。サイバーセキュリティが 2 位。

1. Access to talent 50%
2. Cybersecurity 36%
3. Healthcare costs 33%
4. Consumer privacy regulation 23%
5. Patent litigation 23%

UK は EU 脱退がネガティブそうだという話とか。中国は圧倒的に IPO 狙いが多いのと、コンサーンがサイバーセキュリティと税金っていうところが面白いなと。M&A には全体的に強気。

「公開企業になります?」という問いに対して「No」が 42% で「Maybe」が 34%。まあ SVB の調査と照らし合わせれば M&A 狙いだとは思うのですが、M&A 狙いという志の低い企業を買うのでしょうか…。とはいえパブリックマーケットはいろいろ大変だという気持ちは分かります。今後 Exit はどうなっていくのでしょうか。

Jessica が「なにか重要な事をやろうとしたときには、ヘイト(それを嫌う人)がある世界に来ることを理解すること」みたいなツイートをして紹介してたので。ヘイターマネジメント、というか自分のメンタルマネジメントは割りと重要だなぁと思います。CS183B でも最後にその話ありましたし。重要なのはそれでも辞めずに前に進むこと、とのこと。

Bio 2.0 感あります。Transcriptic いいですよね。コードでラボを動かす時代。

これも話題に。CRISPR。

昨日書いた記事にも関連しますが、YC の Demo Day 2 でこういう発言があったそうで。

「これらの挑戦(※食料やハードテックなど)はスタートアップが解決するには大きすぎて、複雑すぎるようにみえるかもしれない。しかし Kyle や Dan が Cruise (※ GM に 1000 億円以上で買収された自動運転のスタートアップ)で我々に見せたように、困難な問題はしばしばもっとも良い投資になる」

リターンがかなり大きく見積もれるのであれば、期待値的に投資できますし。

あと Sam が、最近のスタートアップが Biotech、エネルギー、ハードウェア、国際物流などジャンルが広くなってきているのに対して、「多くの VC は他の分野のエキスパートを雇っている。Chief Science Officer を雇うことがファッショナブルになるだろうね」と言ってたみたいなのが面白いですね。

Harvard Life Lab のページが公開、と同時にファシリティについても。運用パートナーは Lab Central だそうで、地場で頑張ってきたインキュベータが関わるというのは素晴らしいなと思います。
- 36 equipped lab benches and 50 co-working spaces.
- The potential for a private lab suite for a venture of up to six scientists.
- Kitchen and common space, as well as access to the Harvard i-lab.
- The facility is bio-safety lab level 1 (BL1) with dedicated bio-safety lab level 2 (BL2) rooms.
- The space is supported by fume hood alcoves, tissue culture rooms, refrigeration, a microscopy room, and associated operational infrastructure provided by Lab Central.
- The arrangement and disposition of the elements across the 15,000 gross square feet is intended to provide flexibility and a diverse array of spaces and, importantly, to promote community connections.

日本でもこうなってほしいなと。”Lots of complaints about engineer salaries in the bay area. I think it’s awesome that engineers make more than ‘business people’. Finally.”

ドイツのスタートアップを US に、という German Accelerator が StartX と協業するっぽい。

Written by

The University of Tokyo, Ex-Microsoft, Visual Studio; “Nur das Leben ist glücklich, welches auf die Annehmlichkeiten der Welt verzichten kann.” — Wittgenstein

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