インパクトチェーンの考え方
3 min readOct 23, 2018
自分たちの活動の意味を把握するときに、インパクトチェーンという考え方はそれなりに有用ではないかと思います。ただあまりWebでは見かけないので簡単にシェアしておきます。
基本は以下の5つがつながっている、というモデルです。
- インプット(投入)
- アクティビティ(活動)
- アウトプット(結果)
- アウトカム(成果)
- インパクト(社会的、経済的な変化)
※このモデルは『社会的インパクトとは何か』から持ってきています。
たまに
- アウトプットとアウトカムの分別が難しかったり、
- アウトプットやアウトカムに注力しすぎてインパクトを見失ったりする
という話を聞きますが、こうしたチェーン状になっていることを意識しておけば、より分別して理解しやすくなるのではないでしょうか。
例:遊具を作る会社(カブーム)のロジックモデル
たとえば遊具を作る会社のインパクトチェーンは以下のようにあらわすことができるとされています。任天堂とかもこれに近いかもしれませんね。
例:ロボットの開発の場合
たとえばロボットを開発している企業の場合はどうなるかと考えてみると、以下のようになるのかなと。
- インプット:資金および人材、知財
- アクティビティ:ロボットの開発
- アウトプット:機能するロボットの完成
- アウトカム:人の作業が楽になる
- インパクト:人の自由な時間を社会に生む
用語の解説
それぞれを解説しておくと以下のようになります。
- インプット:リソース(人、資金、物、文化など)と制約
- アクティビティ:プロセスや事象、行動
- アウトプット:結果や成果物、製品やサービスそのもの
- アウトカム:効果や影響、成果。ここはSMARTな目標設計などができます
- インパクト:組織の最終目標、社会の進歩
詳しくは以下の本を参照してみて下さい。