FoundX: エビデンスを活用したスタートアップ支援プログラム

従来のプログラムの状況

これまでの国内外のアクセラレータプログラムの評判や内容などを聞いていると、その内容は主催者による勘と経験と根性の、いわば「3K」的な構成になっているようです。具体的に言えば、基本的には Y Combinator の形式を模倣しながら、優れたプログラムオーナーが自らの直観に従ってプログラムの構成を決めていく、という形のようです。

「エビデンスに基づく」領域の拡大

スタートアップ以外の領域を見てみると、近年、エビデンスに基づく医療、エビデンスに基づく政策形成、エビデンスに基づく教育、エビデンスに基づく寄付など、エビデンスを活用した試みがされているように思います。エビデンスに基づく施策を行うことで、限られたリソースを使ってより効果的な支援に振り分けることができるという期待が寄せられています。

エビデンスを何故用いるのか

エビデンスを用いることを重要視するのは効果があるから、という理由だけではありません。もう一つの理由は、それが意思決定の透明性を維持することにつながるからです。

起業家向けプログラムに関する研究

では実際に、起業家の分野でどのようなエビデンスが生まれてきているのでしょうか。

メンタリングプログラムは効果がない?

メンタリングプログラムやトレーニングは多くのアクセラレーターで、中心的なプログラムとして用意されていますが、「メンタリングプログラムには効果が見られない」といった話も出てきています。この一因として、週に3時間以上使っているようなメンターはわずかだったりする点があるのでしょう。

  • 技術の専門家
  • ドメインの専門家
  • 顧客インタビューを受けてくれる方
  • アーリーアダプター

エビデンスを活用する FoundX に向けて

上記に挙げた FoundX の「エビデンスを活用した支援策」はほんの一部です。しかしこうした根拠に基づいて、私たちは戦略を考えていきたいと思っています。実際、私たちのリソースの振り分け方で戦略キャンバスを描いてみると、従来のアクセラレータプログラムとは全く異なるキャンバスが描けるはずです。(たとえばピッチイベント等には消極的です)

社会科学の知見を活かす、面倒で難しい仕事をしたい人の募集

ここに挙げたような社会科学の知見はアクセラレータを運営していくうえで有効だと信じています。心理学の再現性の問題が取り上げられる中、研究の応用には細心の注意は必要だと思いますが、そうした分野を活用して成果を出すことには、もう一つ目的があります。

  • 社会学(社会的ネットワーク分析など)
  • 教育学
  • 心理学
  • 経済学(行動経済学など)
  • 経営学
  • 健康行動学

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The University of Tokyo, Ex-Microsoft, Visual Studio; “Nur das Leben ist glücklich, welches auf die Annehmlichkeiten der Welt verzichten kann.” — Wittgenstein

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Taka Umada

Taka Umada

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