良いスタートアップは “no” とたくさんいう、つまりフォーカスすることが大事、とはよく言われますが、その中でも特にどういう活動に対してNoと言うべきかというと「good enough なハイアリング」「新しい製品や機能」「短期的なrevenue」「可能性のある投資家とのコーヒーミーティング」「大きな企業とのパートナーリング」「新規事業開発部 (Crop Dev)」「ネットワーキングイベント」。いやはやまったく同意見です。まあそれ言い出したら私なんかとも(明確な課題がない限り)会わないほうがいいのではという感じではありますが…。

基本的にスタートアップは大企業の人と会わないほうが良い、という論調の記事。まあ多分PGの “Don’t Talk to Corp Dev” を受けてのものかなと。大企業は意図せざるとも、方針転換(ゴール変更)や「買収か自分たちで作るか」の判断などでスタートアップを振り回すことが多く、あまり良い成果も得られない。だから通常VCはCVCを嫌う(別に passive CVC はOKだけど、”戦略的投資”をして大きな株とか取締役就任とかを求めるCVCはsuck、という Fred の記事を引用しつつ)、といったちょっと胸の痛い内容です。共同開発などのパートナーシップも、大企業にとっては小さなコストでもスタートアップにとっては大きくなってしまうし、そもそも大企業はスタートアップに対して(法的契約がない限り)obligation がない。

Facebook、Drone-a-thon なんてやったんですね。面白いなぁ。

YC のパートナーである Aaron によるどうやって共同創業者をマネジメントするか問題。いやほんとこれあんまり指摘されてないですけど大事ですよね。初期は大体創業者同士の喧嘩が原因でスタートアップは死ぬので。しかもその方法があまり話題になっていないということそのものが確かに問題です。
オープンなコミュニケーションが本当に本当に大事だし、イシューの定期的なチェックとかを立てようと。あと社員が他にいる場合はオフィスを離れての会話をしてみると良い、とか(ただし頻繁に創業者だけで消えるとモラル的に良くないので気を付けようという注意書きまで)。あとは責任範囲(決定できる範囲)の明確化とか。とにかく共同創業した以上、自分だけで考えても仕方がないのでちゃんと相談しようね、という話でした。あとは信頼できるメンターの存在も重要とのこと。

顧客同士のネットワークのブートストラッピングは「come for the tool, stay for the network」で行われる、という話。例としてDelicious と Instagram。Delicious は個人のブックマークのために使い始めるけれど、タグなどのシステムでネットワークを構築。Instagramはクールなフィルタのために使い始めるけれど、それがSNSになる、と。ゲームでたとえればマルチプレイ前提と強く思われているゲームにもシングルプレイがあって、network effectのない初期段階はシングルプレイがどれだけ面白いかで採用が決まる。たしかに説得的な話であります。もちろんこれがネットワーク構築のための唯一の方法ではないと注意書きも。さすが Chris…。

最初のほうのステージをより細かに分けて、どこからお金を調達すべきか、というのを解説。最初のアイデア段階では$1Mの評価額 (5% for $50k) で知り合いや友達から、次はプロトタイプやMVPができたら $2M でインフルエンサーから、そしてMVPの顧客テストなどが終わった段階でAngel Roundで $4–6M でどうでしょう、という提案。Note も参考になります。

初期段階のSaaSスタートアップの initial traction を得る方法。まずpaid marketingは基本的にうまくいかない。それを踏まえたうえで、高度に差別化できる何かを求めてくる人を捕まえるということをしなきゃならず、それのためのダイレクトマーケティングの費用はほぼゼロ。ということで、初期はCACは良いメトリックではない、という話でした。$2M ARR ぐらいになってきたらマーケティングに費用を使いましょう、と。

Intercom のプロダクト開発方法。Google Ventures や Spotify での開発プロセス公開並に詳細でとても勉強になります。あと最初に「このやり方は俺たちの文化に合ってるから」という感じで文化を強調しているのはいいですね。大きな方向性は以下。
1. A set of guidelines for making decisions(小さなバッチで、Weekly や daily のゴールを持ち、F2Fで進める、ソフトウェアではなくホワイトボードやポストイットを使う)
2. Clear accountability (PM はリサーチに、デザインで解決できる問題ならデザイナー、デザイン通りにデリバーできてなかったらエンジニア、と責任を明確に)
3. A lightweight, transparent, comprehensive roadmap (4–6 weeks がソリッド)
4. A culture of goal setting(Weekly Goal は Trello と GitHub から、Daily Goal はホワイトボードに、あと金曜はWeekly Demosを5時から実施)
IntercomでのTrello の詳しい使い方も書いてて参考になります。

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