毎度英語の記事ばかり共有していますが(一体誰が読んでいるのだろう、といつも訝しんでますが)、その中でも論考としてよかったものの一部を意訳して今年のベスト 5 として共有しておきます。

■Chris Dixon

(How to Get to Know の書評のコメントとして)
「起業家はビタミン剤ではなくペインキラーを作らなければいけない、なんて言葉がある。これは悪しきアドバイスだ。ペインキラーは全然面白くないビジネスになる。たくさんの人がペインキラーを作るが、それがうまく行っても行かなくても、結果的には何も生まれない。本当に面白い会社はビタミンを作るんだ。氷がどういうものかを知るまで、君は氷を欲しいとは思わなかっただろう。しかし一度それを知ると、かつて想像できなかった様々なことを発見する。それが発明と起業の新たな機会を作るんだ」

■Benedict Evans

「Google はあなたが探しているものを与えるのは得意だが、しかしあなたが何を見つけたがっているのかを教えるのは不得意で、あなたの知らない、けれど欲しがるものは放置してしまう。Google は Amazon のような本質的に受け身のプロダクトだと言える(だからこそ Now は興味深い)。Google はあなたが何を欲しがっているかをどこかで(、、、、)突き止めることを待っており、他の方法で知り得た時に Google は答えを与えられる。Amazon で私の本を売り始めたけれど誰もそれを見つけてくれない、なんて誰も文句は言わないが、その文句は、私のアプリをアプリストアで売り始めたけれど誰も見つけてくれない、というのと本質的に何も違わない。もしくはこうだ。Web サイトを作ったが、誰も来てくれない、というのと何も違わない。だから Google は問題を『私はこれを探したいができない』というものから『何を探したいのか』というものに移した。『次に読むべきは何か』『どのランプが私は好きか』『次の週末の休日にどこに行くべきか』などは適切な検索クエリではない。そして最も興味深いビジネスはしばしばあなたがこれまで気を払わなかったことだ。Lyft, Instacart, Pinterest, AirBnB, Evernote などを知らなかったときに、どんな検索がそれらについて教えてくれただろう」

■Jerry Neumann

「この理論が次の10年について示唆する2つの非常に重要なポイントはこうだ:
1.情報技術はユビキタスになるが見えなくなる
2.イノベーションはユビキタスになるが小さくなる」

■Sam Altman

「会社ではなくアイデアから始めるべきだ。ただのアイデアやプロジェクトなら、出資は低くて済むし、奇妙に聞こえるけれど大きくなる可能性を持つアイデアを楽しめる。会社を始める最高の方法は、興味深いプロジェクトを作ることだ。一方、会社を持ってしまったときは一つのアイデアに早急にコミットしなければいけないプレッシャーを感じる。プロジェクトならなすべき素晴らしいことを見つけるのに時間をかけられる。これが重要だ — — もしスタートアップが本当にうまくいったのなら、あなたはおそらくとても長い時間をそれに使うことになる」

■Paul Graham

「8, 9 ヶ月以上経営しているスタートアップと話すとき、私が最初に知りたいことはほぼ常に同じだ。彼らの出費が一定に保たれ、売上の成長が過去の数ヶ月うまくっているとして、彼らは残っているお金で利益を出すことができるのか? もう少しドラマティックに言うなら、彼らはデフォルトで生きているのか、それとも死んでいるのか? 驚くべきことに、創業者たち自身がほとんどしらないことが多い。私の話した半分の創業者が、彼ら自身がデフォルトで生きているのか死んでいるのか知らないのだ」

Written by

The University of Tokyo, Ex-Microsoft, Visual Studio; “Nur das Leben ist glücklich, welches auf die Annehmlichkeiten der Welt verzichten kann.” — Wittgenstein

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