Amazon Alexa のホームスクリーン(コマンド)競争
CES 2017 では Amazon の Alexa を搭載機器が Ford, Lenovo, Huawei などなどから出てきたこともあり「CES 2017 の勝者は Alexa」「Alexa は新しい OS だ」という論が出てきました。
Amazon Alexa のフラッグシップとも言える Amazon Echo も順調に販売台数を伸ばしており、いよいよ音声認識がホームコンピューティングの中央に来るのでは、という期待の高まる中、Andreessen Horowitz の Ben Evans が「音声アシスタントができることを思い出せる数は、(スマホの)ホームスクリーンのアプリの数と一緒」という発言をしています。
個人的にはまさにその通りかなと思っていて、Alexa もコマンドを覚えるのがとても大変で使う機能は今のところほんの一部です。
しかし既に Alexa のスキルの数は 7,000 を超えています。このアプリ数の伸びは 2008 年の iPhone の App Store と比較すると面白いかもしれません。
音声認識というインターフェイスにあったアプリなどはまだまだ模索段階だと思います。その意味で、今後もしかしたら音声認識のホームスクリーン(ホームコマンド)競争がいよいよ始まるのかもしれません。
あとは、CES では防音室が用意されていて、音声認識がきちんと機能するようなでもブースを設計していたところも多々あったようです。そういう意味では、まだ騒がしい環境では若干性能が落ちるようなので(実際 Alexa も性能が落ちます)、そのあたりはまだ Next Frontier として Internet Trends Report 2016 にも挙げられています。