社会実装をテーマにした新刊『未来を実装する』が 2021/1/24 に出ます

英治出版様からこの度新刊を出させていただくことになりました。テーマはテクノロジの社会実装で、2020年代に社会実装を進めていくための方法論をまとめたものとなります。すでに Amazon でも予約が始まっていますので、もしよければご予約ください。 未来を実装する――テクノロジーで社会を変革する4つの原則 未来を実装する――テクノロジーで社会を変革する4つの原則www.amazon.co.jp 2010年代を振り返ってみると、デジタル系スタートアップにとって恵まれすぎていた年代だったように思います。クラウドや App Store の登場で起業&配布コストが格段に安くなり、Webやスマートフォンを基にした市場はホワイトスペースで、さらに市場も急拡大していました。市場の波に乗ることで、スタートアップも急成長が可能でした。 しかしスタートアップの置かれている環境はずいぶん変わったように思います。この10年で純然たるデジタル領域のホワイトスペースの多くは探索・確保され、GAFAM のようなビッグテックに占拠されています。そうした背景からか、近年のスタートアップはデジタル領域以外の、規制などがある業界や物理的な領域へと挑戦を始めています。たとえば FinTech、ConTech、RegTechなど、xTech という言葉が次々と作られているのがその流れを示しているのではないでしょうか。さらにデジタル技術の影響力が増すにつれて、デジタル技術全体が規制の対象にもなりつつあります。

社会実装をテーマにした新刊『未来を実装する』が 2021/1/24 に出ます
社会実装をテーマにした新刊『未来を実装する』が 2021/1/24 に出ます
Taka Umada

The University of Tokyo, Ex-Microsoft, Visual Studio; “Nur das Leben ist glücklich, welches auf die Annehmlichkeiten der Welt verzichten kann.” — Wittgenstein